【富士フイルム】ゼロックス買収関連の動きを月別に振り返ってみた!
5月1日にゼロックスが、富士フイルムホールディングスとの買収提案見直しを発表しました。
ゼロックス大株主による買収反対の動きが強かったのが大きな要因ですね。
買収が成立するのか気になるところですが、動きが一転二転しているために経緯を知りたい方もいらっしゃると思います。
そこで…。
月別に買収関連の動きを振り返ってみましょう!
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アイカーン氏(ゼロックス大株主)が富士ゼロックスとの合弁再交渉を求める
→富士フイルムホールディングスがゼロックス買収計画を発表
ディーソン氏(ゼロックス大株主)が両社を詐欺容疑で訴え、買収差し止めを求める
ディーソン氏がゼロックスの取締役変更を求めて提訴
裁判所が買収一時差し止めの仮処分を決定
ゼロックスが株主らとの和解し、最高経営責任者(CEO)ら経営陣の再編成
→新経営陣が買収提案を再協議
→株主らとの和解が失効し、編成前の最高経営責任者らが留任
→富士フジフイルムとゼロックスが裁判所の仮処分に対して上訴
→アイカーン氏とディーソン氏が富士フイルムに対しゼロックス1株につき40ドルの提示があれば買収提案を検討すると表明
5月初旬の買収提案見直しは、富士フイルム側からすれば経営戦略がほぼ白紙になるわけですから大痛手でしたね。
その後は、和解失効・上訴・株主側から買収提案検討といった動きがあり、
非常に目まぐるしい展開です。
両社と株主らによる今後の動向には注目しておきたいですね!