ドリコムが「仮想通貨交換業」へ参入!?今後の動向を考察してみた!!
5月23日(水)に、株式会社ドリコムが定款の一部を変更することを公表しましたね。
その変更内容ですが、仮想通貨交換業や、ブロックチェーンを扱ったプラットフォームの開発が含まれているとのことです。
ドリコムはゲームの開発会社というイメージが強いこともあり、
今回の公表を聞いたときは「随分と手を広げたな」なんて思ったりしました。
ドリコムの他にも、介護事業のやまねメディカルやインターネット広告事業のアドウェイズなども仮想通貨交換業への参入を公表しています。
ゲーム好きの私としては、ゲーム会社による仮想通貨関連の事業が非常に気になります。
そこで、ドリコムの今後の動向について考察したいと思います。
<この記事の目次>
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ドリコムといえば、ONE PIECEのアプリゲーム「トレジャークルーズ」が有名ですね。
2018年に入ってからは、「ドラゴンボール」、「ファミスタ」、「アイドルマスター」といった人気タイトルの新作をリリースしています。
このように、主にゲームの運営をしている会社ですから、仮想通貨関連の事業として考えられるのはブロックチェーンを取り入れたゲーム開発です。
ブロックチェーンを取り入れたゲームといえば、実は既にリリースを公表している会社があります。
ポイントサイトを運営している、セレスという株式会社です。
セレスは、スマートフォン向けのブロックチェーンゲーム「クリプ豚」をリリースすると公表しています。
インターネット関連事業を行っているGMOインターネットでも、ゲームアプリ内で仮想通貨を配布できる「CryptoChips(クリプトチップス)」を開発したことを公表しています。
これらのことから、ドリコムがブロックチェーンゲームのリリースをするのもそう遠くはないはずです。
例を挙げるなら、2016年3月にリミックスポイントという株式会社が、子会社のビットポイントジャパンを仮想通貨取引所として設立しています。
リミックスポイントはエネルギー関連事業がメインでしたから、いわば異業種への参入ということです。
他業種からの参入が多い以上、ドリコムが仮想通貨取引所を設立するのもあり得ない話ではないと思っています。
ただ、2018年1月の「コインチェックNEM(ネム)流出事件」以降、金融庁が仮想通貨取引所の新規登録の審査を厳格化しているとのことです。
取引所を撤退している企業も多いらしいので、仮想通貨取引所の設立はハードルが高いかもしれませんね。
ドリコムの業績は、2018年3月期の決算では赤字に転落していることからも正直あまり良くないです。
ただ、仮想通貨といった新しいビジネスモデルを取り入れる姿勢から、今後伸びる企業だと確信しています。
是非とも今後の動向には注目したいですね。