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【独学】簿記2級の勉強戦略!

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簿記とはなんぞ?という方はまずこちらからどうぞ!

 

簿記2級は就職に有利な資格と言われています。

実際の就職活動においても、履歴書の記載から面接担当の関心を引くことが多く、その効力は実感しています。

会計事務所や経理職に就くなら必須レベルではないでしょうか。

 

また、2級からステップアップとして、1級、税理士、公認会計士といった上位資格を目指す方も多いですね。


そんな簿記2級ですが、3級からスムーズに勉強してきた方でさえ頭を悩ます要素があります。ずばり工業簿記ですね。

3級と比べると、2級では商業簿記と工業簿記を扱うため取っつきにくさが増します。

しかし、難しいわけではなくそれなりの努力が必要というだけです。
3級同様に基礎の勉強から固めておけば合格レベルまで実力を磨けます。

 

この記事では誰でもできる勉強戦略をご紹介します!

 

<この記事の目次>

難易度を把握する

テキストを選ぶ

電卓を選ぶ(3級と同じ内容)

スケジュールを練る

試験本番は…

まとめ 

 

  

  難易度を把握する

日商簿記2級の合格には簿記勉強経験のある方で200時間ほどの勉強時間が必要です。

一方で初学者の場合は250~300時間の勉強時間が必要になります。

初学者が2級から勉強をすると、簿記独特の用語やルールで躓く可能性があります。

遠回りに思えるかもしれませんが3級から勉強することをおススメします。3級はこちら

理由としては2級の内容が3級の知識前提のためです。

 

難易度は難しくも優しくもない資格試験になります。

合格率は3割前後となっています。


3級同様に、簿記2級でも分野ごとの最低点数は設けず、7割が合格ラインです。
問題は基本的にパターン化されているため、過去問の勉強がしっかりできていれば合格は難しくないはずです。

 

しかし、甘く見ていると合格が遠のくのも簿記2級です。

試験範囲は3級の約2倍、商業と工業の2分野のため、苦手分野を放置しているようでは7割には届きません。

 

また、工業簿記は理解するまでは苦戦を強いられます。

商業簿記と比べると、工業簿記は理系色が強いため頭の使い方が変わってきます。

実際に工業簿記を勉強すると、「意味が分からない」といった状態がしばらく続くかと思います。

 

しかし、工業簿記も慣れです。

勉強を続けていくと、ある日を境に理解が進み、問題が解けるようになります。

辛抱強く勉強を続けましょう。

 

  テキストを選ぶ

簿記2級は3級に比べて難しい論点が多く、独学を諦める方が多いようです。

理由はテキスト内に専門用語が多いからです。

いきなりテキストを読んでも専門用語だらけでは理解が追い付かないため、

分かりやすい文章で書かれたテキストを選ぶことが大切です。

 

また、古いテキストでは改定後の試験問題に対応できないため、
最新のテキストを使いましょう。


そこで、おススメの市販テキストをご紹介します。

 

商業簿記

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 <工業簿記>

スッキリわかる日商簿記2級工業簿記第7版 (すっきりわかるシリーズ) [ 滝澤ななみ ]

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(2018/5/13 14:54時点)
感想(0件)

 

商業簿記と工業簿記の各1冊で、同じ出版社のテキストです。

 

このテキストをご紹介する理由は大きく二つあります。

①文章が工夫されている

用語にはルビが振ってあるのでスラスラ読めます。
②ストーリー仕立て

イラストから説明に入るという流れのため、視覚的に理解できます。

 

上記のテキストとは別に過去問1冊の準備をおススメします。

 

  電卓を選ぶ(3級と同じ内容)

使い慣れた電卓があれば新しく買う必要はありません。


新しく購入する場合は、カシオのDW-122CL-Nをおススメします。

カシオ/抗菌電卓12桁 デスクタイプ/DW-122CL-N

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  スケジュールを練る

3か月以内の合格を目標としてスケジュールを練りましょう。


具体的には以下の2点です。


・2か月の勉強期間を設ける
・1日3時間以上勉強する


このスケジュールであれば、商業簿記の基礎は2週間ほどで定着します。

ただ、新分野の工業簿記の基礎定着には3週間から1か月はかかると考えたほうがいいです。


勉強の流れは以下の通りです。


①テキストを読む
1回読んだあとはすぐ問題に取りかかりましょう。
この段階で内容の理解が曖昧でも大丈夫です。

②問題を解く
問題を解くことで実力が身に付きます。
実際の試験では類似問題が出題されるのでこの段階で慣らしておきましょう。

③間違えた問題を復習する
間違えた問題は翌日に復習しましょう。
なぜ間違えたのかを理解し、定着するまで何度も復習することが大切です。

④過去問で総仕上げをする
3級と違い、簿記2級は新出の問題が毎回出てくるので、過去問で全てカバーできるわけではありません。

しかし、頻出問題を抑えておけば合格できるため、過去問の勉強をすることは大切です。
問題の復習まで終わらせたあとは必ず過去問で総仕上げをしましょう。

 

おススメの過去問テキストをご紹介します。

合格テキスト日商簿記2級商業簿記Ver.12.0 (よくわかる簿記シリーズ) [ TAC株式会社(簿記検定講座) ]

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過去問の勉強の流れは以下の通りです。


①過去12回分を2回解く
最低でも12回分を2回は解きましょう。

試験時間は2時間と非常に長いため、

本番同様に2時間の時間設定で慣らしておくと良いです。
②間違えた問題を復習する
過去問においても間違えた問題は復習することが重要です。
この段階の復習まで終えていれば、本番でも落ち着いて試験に臨めるはずです。

 

  試験本番は…

3級同様に、簿記2級でも解ける問題から解いて7割以上を目指すと良いです。

また、工業簿記は基本問題の出題が多いため先に解くことをおススメします。


試験本番の流れは以下の通りです。


①3分ほど使って、第5問までの解く順番を決める

得意な論点から先に解くのがコツです。
②問題に詰まって3分が経過したら一旦飛ばす

詰まったら後回しにしましょう。

他の問題を解く時間がなくては元も子もありません。
③最後の15分で見直し

計算ミス等の発見で5点以上はカバーできます。

 

  まとめ

簿記2級は苦手分野を作らないことが大切です。
復習は必ず行い、苦手分野の克服を心がけましょう。

 

また、試験範囲が広いこともあって、すぐには勉強の成果が実らないかもしれません。しかし、辛抱強くコツコツと勉強することが簿記2級では合格に結びつくものです。